直感を信じて仕事を辞めても大丈夫? 体験談をもとに注意点まで詳しく解説

直感を信じて仕事を辞めても大丈夫? 体験談をもとに注意点まで詳しく解説
「会社の雰囲気がなんとなく自分に合わない…」と感じつつも、直感で仕事を辞めても良いものなのか悩みますよね。そこで、

などをご紹介。また、どうしても「辞めます」と言えない時の対処法もお伝えしますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

直感を信じて仕事を辞めた人の体験談を紹介

「自分の直感を信じて仕事を辞めても大丈夫なの?」と悩んでいる方のために、この章では、自分の直感を信じて仕事を辞めた人の体験談をご紹介します。

自分の状況と照らし合わせながら読み進めていってくださいね。

1.身体は疲れているのに眠れない日があった

「このまま働き続けていたらマズイかも」という自分の直感を信じて退職した方からは、以下のような体験談が寄せられました。

40代前半
半導体の組立工
派遣先の職場で、人間関係も悪く残業も多くて、その上人手不足ということもあり、かなり大変で精神的にキツくなっていました。身体は疲れているのに眠れない日があり、これはマズイと思い派遣先の職場に退職を申し出ました。

体験談を読むだけでも、過酷な労働環境であることがわかりますね。「身体が疲れているのに眠れない」というのは、精神的に不調をきたしている証拠です。

こんな会社で働き続けていたら、本格的に心身を壊してしまうのも時間の問題ですよね。「このままここにいたらダメな気がする」という直感は大切にしましょう。

2.体調を崩すことが多くなった

自分に合わない会社で働き続けた結果、体調を崩すことが多くなったという体験談も寄せられました。

20代後半
不動産営業
勤務時間や勤務体制に不満はなかったものの、他人と常に比べられる環境や上司のパワハラに近い言動から、毎朝出勤前になるとお腹が痛くなり勤務したくないと思うようになりました。

仕事以外では元気なのに出勤前に決まって体調が悪くなるのは、仕事への拒否反応で身体がSOSを出しているのでしょう。

この方も、最終的には自分の直感を信じて退職を選んだそうです。

3.労働環境が悪く相談もできなかった

労働環境が悪い職場で働いていた方からは、「上司が忙しすぎて相談すらできなかった」という体験談も寄せられました。

20代後半
人材系営業
新卒で入社した会社でしたが、サービス残業が当たり前の環境でした。上司も忙しくしており、相談したくても断わられる環境で教育の機会も全くなかったです。

新卒で希望を持って入社したのに、教育の機会がないというのもひどいですよね。この会社で働き続けていても、自分が成長できるような仕事を任される未来が見えません。

この方も、最終的には自分の直感を信じて退職を選んだそうです。

今後のキャリアを考えると、なるべく早く見切りをつけたのは正解だったのではないでしょうか。

直感を信じて辞める時の注意点は?

自分の直感を信じて退職して、「やっぱり辞めなければよかった…」と後悔するのだけは絶対に避けたいですよね。

そこで、この章では、自分の直感を信じて辞める際の注意点を3つご紹介します。

1.辞める前に信頼できる人に相談しておくのがおすすめ

退職する前に、まず職場の信頼できる人に相談しておきましょう。

相談する相手は、一番お世話になっている直属の上司がおすすめです。しかし、直属の上司からパワハラを受けているなどの事情がある場合は、親しくしている同期や先輩などの信頼できる同僚でもいいですね。

中には、「職場で信頼できる人が一人もいない」という方もいるでしょう。その場合は、友達や家族など、自分の味方になって親身に話を聞いてくれる人に相談してください。

また、退職で会社と揉める可能性がある方は、労働基準監督署内の総合労働相談コーナーの利用がおすすめです。いじめ・嫌がらせ・パワハラなど、あらゆる労働問題に対応しているので、ぜひご活用ください。

2.退職理由を明確にしておく

退職の意思を会社へ伝える前に、必ず退職理由を明確にしておきましょう。退職理由が曖昧だと、退職の話し合いをする中で、会社から引き止められる可能性があるからです。

実際、「辞めたい」と伝えるだけでは辞めさせてもらえなかったという体験談が寄せられました。

20代前半
パティシエ
当時勤めていた職場に、罵倒したり手を挙げたりする上司がいました。そんな上司を見ても周りは助けてくれません。やりがいを感じられなくなったので「辞めたい」と伝えましたが、辞めることができなかったです。

退職は労働者の権利なので、本来は会社側が拒否できるものではありません。しかし、ブラック企業は強引にでも引き止めてくる可能性があります。

退職の理由は「転職先がすでに決まっている」「体調不良で仕事を続けることが難しい」など、会社が引き止めにくい理由が良さそうですね。

3.収入が途絶えても耐えられるだけの貯金を確保しておく

退職すると、一時的に収入が途絶えてしまうので、その期間を耐えられるだけの貯金を確保しておくことも大切です。

実際、退職経験のある方から「退職後は経済的に苦労した」という体験談が寄せられました。

20代前半
携帯ショップのスタッフ
辞めた後は経済的な面で苦労しました。私の場合は、失業保険や退職金は受けられませんでした。収入は不安定になり、生活費や貯金は減りました。

「失業保険が受けられなかった」とありますが、失業手当を受給するためには、以下の受給要件を満たす必要があります。

  • 一般の離職者の場合、離職までの2年間に被保険者である期間が12ヶ月以上ある
  • 就職の意思があり、就職活動を行う予定

そのため、新卒入社からすぐ退職した場合などは受給できません。

また、受給要件を満たしていても、自己都合退職の場合は実際に受給されるまでに2〜3ヶ月がかかります。この期間は、貯金で耐えることになりそうですね。

退職金は、勤続年数が短い場合は支給されない可能性も。会社によってルールが異なるため、就業規則を確認しておきましょう。

貯金が少ないと、早く収入を得ようと転職を焦ってしまい、またブラック企業を選んでしまう可能性があります。じっくり転職先を見極めながら転職活動を進めるために、最低でも生活費の3ヶ月分は貯金しておきたいですね。

こんな職場は要注意! 今すぐ辞めるべき会社3選

以下の特徴に一つでも当てはまる会社は、今すぐ辞めた方が良いでしょう。

  • パワハラやセクハラが横行している
  • イジメや嫌がらせが起きている
  • 理不尽なルールがある

では、順に詳しく解説していきます。

1.パワハラやセクハラが横行している

パワハラやセクハラが横行している会社は、ハラスメントを許す会社の風土があるということ。そんな時代錯誤な会社は、今すぐにでも退職することをおすすめします。

実際、パワハラやセクハラが横行している会社で働いていた方からは、以下のような声が寄せられました。

30代前半
不動産会社の事務
当時の上司が必要以上に無理難題を押し付けてきたり、できないとパワハラのような行為、また時々腕を触るなどセクハラに該当するような行為がありました。周りの同僚も仕方ないと諦めており、誰に相談しても無理だと感じました。

「周りの同僚も仕方ないと諦めていた」とあることから、改善される未来が見えませんよね。高い確率で、パワハラやセクハラ以外の問題も起こると想定できます。

2.イジメや嫌がらせが起きている

イジメや嫌がらせが起きているような会社も、今すぐに辞めた方が良いでしょう。

イジメや嫌がらせがある職場で働くのは精神的なストレスが大きく、精神疾患を引き起こしてしまうリスクが高いためです。

実際、会社でイジメを受けていた経験のある方からは、うつ病になってしまったという声が寄せられました。

20代前半
営業
同僚からのイジメに耐えられなくなり、うつ病になってしまいました。仕事に行くのが苦痛で、毎日泣いていましたが、自分から辞めるのは怖くてできませんでした。

うつ病は、一度かかってしまうと、治るまでにかなり時間がかかります。仕事だけでなく、プライベートにも大きな影響を与えるでしょう。

自分の心を犠牲にしてまでその会社にしがみつく必要はありません。今すぐにでも退職した方が良いでしょう。

3.理不尽なルールがある

会社で理不尽なルールがあるという方、いるのではないでしょうか。

ここで、理不尽なルールがある会社で働いていた方の体験談をご紹介します。

20代後半
不動産投資会社の営業
自腹を切ることも多く、地方出張でアポをとっても会えなかった場合は、飛行機代や新幹線代が自腹になるというとんでもないルールがあり、退職を決意しました。

出張の交通費が自腹になるのはどう考えてもおかしいですよね。こんな理不尽なルールがまかり通っているなんて、絶対にまともな会社ではありません。

「これはおかしい」という直感は正しいので、感覚が麻痺してしまう前に一刻も早く退職し、まともな会社へ転職することをおすすめします。

職場の上司に辞めたいと言えますか?

直感は脳科学的にも認められ、実は冷静な状況分析や論理的思考の上に成り立つものとされています。それなら、直感を信じて今すぐ辞めたいですよね。

とはいえ、退職するには必ず直属の上司へ意思表示をしなければなりません。上司がパワハラ気質だと、怖くて「辞めたい」なんて言えないはず。

このように、辞めたくても怖くて言えない人におすすめなのが、退職手続き丸投げできる退職代行を利用することです。

しかし、退職代行に対しては非常識後悔するからやめたほうがいい、など否定的な意見があるのも事実。このような意見があるものの、「辞めたくても辞められない人」にとっては、重宝されることが多いんです。

まとめ

「このままこの職場にいたらダメな気がする…」と感じている方は、自分の直感を信じて仕事を辞めても大丈夫です。

辞めた方がいいのかもと感じるのには必ず理由があるはず。会社でセクハラやパワハラが横行していたり、理不尽なルールがあったりするのではないでしょうか?

労働環境が悪い職場で我慢して働き続けることは、心身に不調をきたすリスクがあります。退職するのは勇気が必要ですが、世の中に仕事はいくらでもあるので、自分のことを1番に考えて決断してください。

「でも、退職したいなんて言えない…」という方は、退職代行を利用するという手もあります。選択肢の一つとして覚えておいてくださいね。

調査概要

調査主体者辞めエール編集部
調査目的退職代行サービス利用者の実態調査
調査方法インターネット調査
対象者退職代行を利用した10〜50代
対象地域日本国内
実施期間2023年02月10日〜02月24日
調査人数100名