入社したら思っていたイメージと違い、「試用期間中だけど辞めたい…」と感じてしまうこともありますよね。そこで、
などをご紹介。さらに、試用期間中であっても今すぐ辞めるべき会社の特徴もお伝えしていきます!
試用期間中に辞めるのが気まずいと感じた人の体験談を紹介
入社してまだ日が浅い試用期間中に辞めるのが気まずいと思う方は少なくありません。
この章では、試用期間中に辞めるのが気まずいと感じた人の体験談をご紹介します。
面接で言われた内容と実際の働き方が異なる
面接で言われた内容と実際の働き方が異なっていると、会社に対しての不信感が募るのは当然です。その上、「本部に言わないで」とまで言ってくる悪質さにも驚きですよね。
ただ、ここまでの扱いを受けていながら、試用期間中ということで辞めると言えなかったそうです。
求人票の内容と給与などの雇用条件が異なる
契約社員で入社したはずなのに、いざふたを開けてみると時給制のバイトだったなんてありえないですよね。
正社員登用の話も嘘に思えてしまいますし、そもそもこんなところで働き続けていいのか不安に思うのも当然です。
ただ、この方も辞めると決意したものの、試用期間中ということでなかなか言い出せなかったとのこと。
やはり、多くの方が試用期間中の退職に気まずさを感じているようです。
試用期間中に辞めるのは迷惑ではない?
試用期間中に仕事を辞めたいと思っても「会社に迷惑がかかるかも」と考えてしまいますよね。
しかし、結論から言うと、試用期間中に仕事を辞めるのは迷惑ではありません。
この章では、試用期間中に仕事を辞めるのが迷惑ではない理由を解説します。
試用期間はお互いのミスマッチを防ぐための期間
試用期間は、お互いのミスマッチを防ぐための期間です。
会社側も、採用までの短い期間でその人材が本当に会社に合っているのか判断するのは難しいですよね。労働者側も、実際に働いてみないとわからないことがたくさんあるため、試用期間中に判断することになります。
つまり、試用期間中に辞めるのは自然なことですし、本格的に仕事を覚える前に辞めた方が双方にとって傷が浅いとも言えます。むしろ本採用後に辞めた方が会社に迷惑がかかると考えた方がいいでしょう。
法律で「退職の自由」が認められている
実は、「退職の自由」は法律で認められた権利です。
労働者には「退職の自由」がある。そのため、退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了(=退職)する。
引用:日本労働組合総連合会
つまり、試用期間中でも退職希望日の2週間前までに会社へ退職の意思を伝えれば退職できます。
入社して日が浅い中での退職に引け目を感じる方もいるかもしれませんが、法律上で認められていることなので気にする必要はありません。
仮に会社から引き留められたり退職を認めてもらえなかったりしても、法律の方が効力が強いため、申し出から2週間で退職は成立します。
就業規則に従って辞めれば迷惑ではない
先ほど、「法律上は2週間前までに申し出れば辞められる」と解説しましたが、就業規則では「退職は1ヶ月前に申し出ること」など、異なるルールが設定されている場合もあります。
就業規則は引継ぎの期間などを踏まえて、余裕を持って退職日の1〜2ヶ月前に設定している場合が多いようです。
もちろん、法律の方が効力が強いため、就業規則に関係なく2週間前に申し出れば辞めることは可能です。ただ、できるだけ迷惑をかけず円満な退職を目指す場合は就業規則に従うことをおすすめします。
試用期間中でも退職した方がいい会社とは?
試用期間中に会社に対して「あれ?」と違和感を覚えた経験がある方、いるのではないでしょうか。もしかしたら、その会社は試用期間中であっても今すぐ退職した方がいいかもしれません。
この章では、すぐに退職した方がいい会社の特徴を解説します。
求人内容と勤務実態が異なっている
入社時に聞いていた労働条件と実際の労働条件が異なっていた場合は、気づいた時点で会社に報告しましょう。改善されない場合、その会社は信頼できないのですぐ退職することをおすすめします。
ちなみに、明示された労働条件と実際の労働条件が異なった場合は、労働契約の即時解除が可能です。
労働契約の締結の際に示された労働条件が事実と異なる場合には、労働者は労働契約を即時解除できる。就業のために転居した労働者が、解除の日から14日以内に帰郷する場合、帰郷のための旅費を使用者は負担しなければならない。
引用:日本労働組合総連合会
トラブルを防ぐためにも、入社前にしっかり条件面の確認をしておきましょう。
コンプライアンス違反が当たり前
コンプライアンス違反が当たり前の会社も、すぐ退職した方がいいでしょう。
実際に、コンプライアンス違反が当たり前の会社で働いていた方からは、以下のような口コミが寄せられていました。
顧客と裁判沙汰になるような会社に明るい未来は期待できませんよね。試用期間のうちに早めに見切りをつけた方がよさそうです。
イジメやセクハラが起きている
イジメやセクハラを受けている場合も、すぐに退職を検討しましょう。
この方は、イジメとセクハラを受けて最終的に精神を病んでしまったとのこと。精神疾患は、一度かかってしまうと治るまでに多くの時間を費やします。
心身が健康で行動できるうちに退職し、イジメやセクハラのない健全な職場への転職を目指して行動しましょう。
パワハラが日常的に起きている
パワハラが日常的に起きているような会社も、すぐ退職することをおすすめします。
この方は職場に味方が誰もおらず精神的に参ってしまったとのこと。こんな状態だと、本採用されたとしてもさらに心身の健康を害してしまうのは目に見えています。
ダメージが小さいうちに退職して、もっと前向きに働ける職場を探しましょう。
理不尽な要求が多い
理不尽な要求が多い会社も、試用期間中に辞めた方がいいでしょう。
こんな会社だと、試用期間が明けて本採用となると、さらに理不尽な要求をされる可能性も否めません。
そもそも、成果が上げられないからといって、商品を自腹で購入させるのは違法となる可能性が高いです。証拠を残しておいて、労働基準監督署に通報することをおすすめします。
激務で残業代や休日手当が支給されない
激務な上に、残業代や休日手当が支給されないブラックな会社はすぐ退職しましょう。
忙しい職場ならある程度の残業や休日出勤は仕方ないと感じる人が多いと思いますが、働いた分の手当が出ないのはひどすぎますよね。
未払いの残業代や休日手当を請求するつもりの方は、タイムカードを写真に撮っておくなど証拠を残しておきましょう。
人間関係が極めて悪い
人間関係が極めて悪い職場も、できるだけ早く退職することをおすすめします。
ここで、人間関係が極めて悪い職場で働いていた方の体験談をご紹介します。
文章で読んだだけでも、「こんな会社で働きたくない」と感じる方がほとんどではないでしょうか。
どんなに仕事内容が気に入っていたとしても、職場の人間関係が悪いと精神的に大きなストレスとなります。
試用期間を過ぎてしまうとどんどん辞めづらくなるため、早めに見切りをつけるのがおすすめです。
試用期間中に辞めるのは気まずい…。おすすめの退職理由は?
試用期間中だと、入社して日が浅く退職を申し出るのは気まずいですよね。
以下で、試用期間中に辞める場合を想定して、どんな退職理由が使えるのか、どうやって退職の意思を伝えるのかなど、掘り下げて考えていきます。
退職理由を正直に伝えてもOK
試用期間中に辞める場合、退職理由は以下のように正直に伝えてOKです。
- 入社前のイメージとギャップがあった
- 体調不良で働き続けるのが難しい
- 家庭の事情(育児・介護など)
ただ、退職理由が「仕事がつまらない」「職場の人間関係が悪い」などマイナスな理由の場合は、そのまま正直に伝えるのは難しいですよね。本音を話したら余計なトラブルに発展しそうな場合は、建前の退職理由を伝えるという手もあります。
特に、「家庭の事情」といった理由には踏み込みづらいため、辞める理由を深掘りされる可能性が低くなります。退職理由について根掘り葉掘り聞かれたくない方は、「家庭の事情」とぼかして伝えるのもいいですね。
建前の退職理由を伝える場合は、質問された時に詰まったり矛盾が生まれたりしないように、しっかりイメージトレーニングしておくようにしましょう。
気まずくてもバックれはダメ! 必ず退職の意思を示そう
試用期間中に辞めるのが気まずいからといって無断欠勤をしてバックれるのは避けましょう。無断欠勤によるバックれは会社に大きな迷惑をかけるのはもちろんのこと、社会人としてあり得ない行動です。
最悪の場合、懲戒解雇になったり、会社から損害賠償請求をされたりする可能性もあります。しかも、転職先の会社から前職の会社へ照会が行われることもあるため、懲戒解雇になったことが転職先にバレる可能性もゼロではありません。
「気まずいから」という理由だけでバックれて、ここまでの大きなリスクを抱えてしまうのはばかばかしいですよね。
社会人の最低限の礼儀としても、辞める際には退職の意思をきちんと会社へ伝えてから辞めるようにしましょう。
どうしても気まずい場合は『退職代行』を使ってみる
試用期間中に辞めるのがどうしても気まずい場合は、退職代行を使うという手もあります。
退職代行を使えば、会社へ退職の意思を伝えるのも、退職に関する連絡のやりとりなどもすべて代行してもらえます。つまり、会社の人と顔を合わせずに退職の手続きを進められるのが最大のメリットです。
しかし、退職代行に対して、あまりいいイメージを持っていない人もいますよね? 実際に当サイトが実施したアンケートでも、退職代行に対して「非常識である」と回答した人もいました。
確かに、退職の意思を自分で伝えるのは当然と言えばそうですが、実は退職代行を利用するのは仕方ないと思わせる理由もあるんです。
こちらは、退職代行の利用者に、使ったきっかけを伺った結果です。見ての通り、「辞めたいと言うのが面倒」などの理由ではなく、パワハラやセクハラを受けて精神的に参ってしまった人や、気まずくて言えなかった人などが利用しているのがわかります。
つまり、退職代行を使うのは決して非常識ではなく、状況によっては使った方がいい場合もあるわけです。
おすすめの退職代行はどこ?
【おすすめポイント】
- 利用者19人中13人が大変満足と回答
- 利用者の6割以上が3日以内に退職
- LINEでやり取り可能でレスも早い
退職代行ガーディアンの料金は、一律24,800円。労働組合運営の退職代行は、料金相場が2.4〜3万円であることを踏まえると、低価格な料金設定と言えるでしょう。
退職代行ガーディアンを運営する東京労働経済組合は、1999年に設立された歴史ある労働組合です。長年、労働問題に取り組んできた実績があるため、他の退職代行よりも安心して利用できるでしょう。
退職代行を探していると、「この業者は本当に安全なのか」と気になることも多いかもしれませんが、退職代行ガーディアンならその心配は無用。
信頼できて、確実に退職できる退職代行を探している人は、退職代行ガーディアンの利用を検討してみてくださいね!
試用期間中に辞めた場合でも失業保険は受給できる?
「試用期間中に辞めても失業保険は受給できるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。残念ながら、試用期間中の退職は失業保険の受給対象とならない可能性があります。
以下は、失業手当の受給要件です。
自己都合退職 | 会社都合退職 |
退職前の2年間で雇用保険に12ヶ月以上加入 | 退職前の1年間で雇用保険に6ヶ月以上加入 |
参照:ハローワーク
試用期間はほとんどの場合が6ヶ月未満で設定されているため、失業保険を受給するためには雇用保険の加入期間が足りません。
ただ、再就職の場合は、再就職前の受給資格に基づいて失業保険を受給できる可能性があります。受給資格を満たすかどうかはハローワークに確認するようにしましょう。
試用期間中に辞めても履歴書へ記載した方がいい?
「試用期間中に辞めた会社も履歴書に記載するの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、試用期間中に辞めた会社でも、履歴書の職歴に記載することをおすすめします。
なぜなら、職歴を隠して入社したとしても、転職先の会社は雇用保険の加入履歴を調べることができるため、隠している職歴もバレる可能性が高いからです。
「試用期間中に退職しているのは印象が悪いかも…」と伏せておきたい方も多いと思いますが、経歴を隠していたことがバレる方が印象は悪いですよね。試用期間中に退職したという職歴も嘘偽りなく履歴書へ記載するようにしましょう。
注意点として、履歴書に記載した内容は、面接の際に質問されることがあります。なぜ試用期間中に退職したのかなど、質問されることを想定し答えられるようにしておくと安心です。
まとめ
試用期間は、お互いのミスマッチを防ぐための期間です。限られた貴重な時間を無駄にしないためにも、合わないと思ったらスパッと辞めることをおすすめします。
どうせ辞めるのであれば、試用期間のうちに辞めた方が会社側のダメージも少ないでしょう。
なお、退職を伝える人は、基本的に直属の上司になります。しかし、直属の上司が苦手で言いたくない場合もありますよね?
そのような方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね。
調査概要
調査主体者 | 辞めエール編集部 |
調査目的 | 退職代行サービス利用者の実態調査 |
調査方法 | インターネット調査 |
対象者 | 退職代行を利用した10〜50代 |
対象地域 | 日本国内 |
実施期間 | 2023年02月10日〜02月24日 |
調査人数 | 100名 |